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【大陽日酸】据置・見通し変更:A/安定的→ポジティブ,J 1 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0082

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http://www.jcr.co.jp

16- D- 0082

201 6 年 4 月 2 8 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

大陽日酸株式会社

(証券コード:4091)

【見通し変更】

長期発行体格付 A

格付の見通し 安定的 → ポジティブ 【据置】

債券格付 A

発行登録債予備格付 A

国内CP格付 J−1

■ 格付事由

(1) 国 内 最 大 手 の 産 業 ガ ス メ ー カ ー 。 三 菱 ケ ミ カ ル ホ ー ル デ ィ ン グ ス ( MC HC ) の 連 結 子 会 社 ( 出 資 比 率 51%)だが、経営面では一定の独立性がある。コア事業の産業ガスは鉄鋼、化学、エレクトロニクス業界 向けなどを中心に広範な需要分野で利用され、用途も幅広い。大口ユーザーに対してはオンサイトプラン トによる供給を行っており、固定的な取引関係を有する。また、産業ガス関連の機器・工事にも強みを有 するほか、魔法瓶な どの家庭用品(サーモス事 業)も手掛ける。近年は北 米や東南アジアを中心とした M&A 、設備新設などを積極的に実施している。

(2) 海外事業基盤の強化を背景に、収益は過去最高水準にまで高まってきている。北米ではプレゼンス向上を 背景に初の大型オンサイト案件を受注したほか、東南アジアでは能力増強により現地需要の伸長を獲得で きるようになってきた。国内の産業ガスの事業環境は、高炉の休止やエチレンセンター再編などで厳しさ を増しているが、需要の分散効果やコスト削減などで安定した収益を確保できている。当面は海外事業の 収益成長を背景に良好な収益を維持し、財務基盤の強化が進むと J C R では想定している。以上を踏まえ て、格付を据え置き、見通しをポジティブに変更した。業容拡大に向け、積極的な成長投資を実施すると 見られることから、引き続き、高い収益力を維持し財務改善につなげていけるか注目していく。

(3) 16/ 3 期営業利益は初めて 400 億円台となり、8 期振りに過去最高益(08/ 3 期388 億円)を更新したもよ うである。成長戦略の成果や人員削減などをはじめとする構造改革効果のほか、原油価格下落に伴うコス トの低下や海外子会社 2 社の決算期変更もプラス要因として寄与したと見られる。当面、海外事業の拡大 により安定した収益成長が続くと J C R では想定している。円安トレンドの反転は収益面ではマイナス要 因となるが、電力コストや海外生産比率が高いサーモス事業の調達コストにはプラスとなるため、その影 響は緩和されると考えられる。MC HC グループ企業との協業などを収益力のさらなる強化に結び付けら れるか、注目していく。

(4) MC HC による第三者割当増資引き受け(13 年 10 月)や継続的な利益蓄積で、財務基盤が強化されてきて いる。DE R は直近ピークの 11/ 3 期末 1. 2 倍から、16/ 3 期第 3 四半期末では 0. 8 倍にまで低下した。海外 を中心に今後も成長投資は続くと考えられるが、キャッシュフロー創出力が向上しており、当面、財務構 成が大きく悪化する懸念は小さいと考えている。

(担当)藤田 剛志・川越 広志 ■ 格付対象

発行体:大陽日酸株式会社 【見通し変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A ポジティブ

【据置】

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 9 回無担保社債(社債間限定同順

位特約付)

(2)

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http://www.jcr.co.jp

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 10 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

100 億円 2012 年 6 月 14 日 2017 年 6 月 14 日 0. 437% A

第 11 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

150 億円 2014 年 2 月 27 日 2019 年 2 月 27 日 0. 319% A

第 12 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

100 億円 2014 年 2 月 27 日 2021 年 2 月 26 日 0. 558% A

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

発行登録債 300 億円 2014 年 7 月 14 日から 2 年間 A

対象 発行限度額 格付

コマーシャルペーパー 400 億円 J - 1

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 4 月 25 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:藤田 剛志

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「化学」(2012 年 3 月 26 日)、「親子関係にある子会社の格

付け」(2007 年 12 月 14 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 大陽日酸株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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